2017年12月10日日曜日

ビットコインは上がる?下がる?将来予想してみた

先日、ビットコインキャッシュ(BCH)を購入方法の記事を書きましたが(ビットコインキャッシュの購入方法はこちらから)、その時には100万円超えたばかりだったビットコイン(BTC)がすでに200万円を超えました(2017/12/08現在)。驚くような上昇です。

今後、ビットコインの価格は上がるのでしょうか、下がるのでしょうか?気になるところです。
さて、今日はお金とビットコインの比較をしながらビットコインの価格の将来を考えてみたいと思います。

ビットコインの不正防止技術


お金が安定的に使用できるためには、お金が偽造が容易にできないことが必要なります。
 
 「円」は日本銀行が発行していますが、高度な印刷技術(すかし、超細密画線、ホログラム、潜像画像、特殊な塗料など)を使い偽造を防止しています(詳しくは、こちらから)。硬貨の場合は造幣局ですね(詳しくは、こちらから)。

 ビットコインでは暗号技術を用いたブロックチェインという仕組みで偽造、不正を防止しています。ブロックチェインは、過去からの現在までのすべての取引履歴の台帳です。そして、ブロックチェインをみんなが保有していて互いに監視しているため、不正ができないのです。

ビットコインと絵画の違い


 ビットコインが偽造が難しいことはわかりましたが、それだけでお金として使えるでしょうか?例えば、「金」や「絵画」は何故お金として使われていないのでしょうか?

 「金」、「絵画」は偽物も存在していますが、偽物を作るのは簡単ではないので、お金として利用されてもいいのではないでしょうか?しかし、実際にはお金とは利用されていません。それは、利便性が低いからです。「絵画」は、流通量が少なく、かさばります。「金」はかさばるだけでなく、重いです。さらに「金」に関しては、工業利用されてしまう可能性があります。つまり、ビットコインがお金として利用されるためには、利便性が高いことが必要になります。

 さて、「円」は数万円程度なら財布に入れて持ち運べますが、それ以上になると財布では難しくなります。「ビットコイン」であれば、インターネットにつながっていればどこからで利用でき、持ち運ぶ必要がありません。(「円」でもクレジットカードやデビットカードなどを使うと、現金を持ち運ぶ必要はありませんが)
 また、「円」の場合、お金を送金する際には銀行等に送金依頼をすることになりますが、銀行では専用のシステムを使用して送金が行うため高い手数料がかかります。ビットコインではインターネットを利用して送金することができ、マイナーと呼ばれる人たちの協力によって行うので、24時間いつでも、且つ手数料も安く送金ができます。つまり、「円」に比べるとはるかに利便性があるといえます。

 残念ながら、ビットコインの支払いで買い物ができるお店はまだ少ないので、その点は不便ですね。ただし、将来的にビットコインで支払いが可能になるお店が増えると期待されます。

 ビットコインの価値は何が保証しているか?


 これまで、ビットコインは偽造が難しく、利便性があるため、「お金」としての資格はありそうです。しかし、もう一つ考えたいのが、良い「お金」かどうかという点です。

 ここで、良いとは「価値が安定しているかどうか」という意味です。実際、valve(Steamというゲームのプラットフォームを運営している会社)は、ビットコインの値動きが激しいため、ビットコインによる決済を停止したそうです。安定性が「お金」の重要な要素と言えるでしょう。

 「円」は、昔は金によって価値を保証していましたが、現在は国の信用がお金の価値を保証しています。日本が簡単には傾かないだろうとみんなが思っているので「円」の価格が安定しています。もし、日本が危ないとなれば、「円」は暴落しインフレーションが起こるでしょう。

 ビットコインでは、信用を保証しくれる国や組織は存在しませんし、金のように必ず交換できるよう保証された物も存在しません。では、「ビットコイン」の価値は何が保証しているのでしょうか?
私は、「利便性」こそが唯一ビットコインの価値を保証していると考えています。インターネットに繋がっていればいつでも送金可能で、手数料も安いためビットコインを利用したいと考える人が現れ、価値が維持されてれています。つまり、もしビットコインよりも便利なお金があれば、ビットコインの価値がなくなって、その便利なお金の方に利用者は移行するでしょう。


ビットコインの価格は上がるか?下がるか?


さて、ビットコインは11月に利便性向上のための仕様変更を断念しました。そして、ビットコインよりも利便性を高めた仮想通貨がたくさん誕生しています(その一つがビットコインキャッシュです)。ビットコインの価値を保証しているのは利便性だけです。よって、今後ビットコインは衰退するというのが私の考えです

 ビットコインは仮想通貨の中でもっとも広く決済に利用できています。現状では、その意味での利便性は他の仮想通貨よりも高いですが、あくまで現状です。すでにビットコインを決済に採用されているお店が、ビットコイン以外の仮想通貨を採用するハードルはそれほど高くないと考えられるので、利便性で勝っていれば他の仮想通貨がビットコインに追いつくことは難しく無いはずです。

 ビットコインの適正価格はわかりませんが、将来的には仮想通貨の中で最も便利な通貨の1つか2つのみが価格を維持し、「ビットコイン」の価格は下落していくというのが私の考えです。

2017年12月3日日曜日

ビットコインキャッシュ(BCH)の購入方法


 最近、仮想通貨、特にビットコインが話題になっていますが、私も話題にのり仮想通貨を購入してみましたので、その備忘録を残そうと思います。

 購入した仮想通貨ですが、ビットコインはすでに100万円を超えているので、ビットコインから派生したビットコインキャッシュ(BCH)を購入してみました。
ビットコインキャッシュは、ビットコインと比べるとまだマイナーですが、商用に利用されることを想定されており、数年でビットコインに取って代わるとも言われています。

[BCHの購入方法]

 

最初に、BCHの購入までの全体の流れを説明します。
 まず、ビットコインを購入準備として、取引所・販売所(bitFlyer)に口座を開設します(ステップ1)。次に、お金を入金して取引所でビットコインを購入し、そのビットコインでBCHの購入を行います(ステップ2)。販売所で直接BCHを購入することもできますが、ビットコインを介して購入した方が手数料が少なく、かなりお得に購入できます。最後に、BCHをウォレットに送付します(ステップ3
では、各ステップを詳細に説明したいと思います。

<ステップ1>  取引所(bitFlyer)で口座を開設します


 ビットコインを売買を行っている販売所・取引所の口座を開設します。
私は、日本の運営会社で、有名な取引所であるbitFlyerに口座を開設しました。
他にもZaifやcoincheckなどが有名です。

それでは、口座の開設の説明をします。
特に困ることもないと思いますので、サクサク行きます。

準備するもの:
 メールアドレス
 運転免許所など身分証明書の画像(運転免許所では両面お画像が必要になります)
 銀行口座

(1)アカウント作成
bitFlyerにアクセスして、「無料アカウント作成」をクリックしてください。


メールアドレスを入力して「メールアドレスでアカウント作成」をクリックしましょう。

キーワードの入力を要求されるので、bitFlyerから届くメールに記載されたキーワードをコピーして貼り付けましょう。(ちなみにこのメールアドレスにはログインパスワードも書いてありますが、そのままでは危険なので、口座開設後にログインして、「設定」よりパスワード変更してください)

 プライシーポリシーなどの確認事項のチェック欄が表示されるので、すべてチェックして「bitFlyerを始める」をクリックしてください。

(2)本人確認
 (1)に続いて、本人確認情報を求める「続けて、ご本人情報を登録する」ボタンが表示されるはずです。(本人確認情報の必要性についてはここを見てください。また、
以下の登録作業は、後で「ホーム」からでも登録することができます。)

 本人情報を入力後「登録情報を確認する」をクリックしましょう。
 入力情報が正しいことを確認して、「ご本人情報を登録する」をクリックで完了です。

次に、銀行口座の登録を要求されます。銀行口座情報を入力し、「銀行口座情報を登録する」をクリックして完了です。

 最後に、本人確認資料の提出するよう要求されますので、提出してください。本人確認のための画像を選択し「ご本人確認資料を提出する」をクリックして完了です。
 
 
約1週間後に 入力した住所に本人確認ハガキが送られてくるので、このハガキを受け取ることで、本人確認が終了します。

<ステップ2>  お金を入金しビットコイン経由でBCHを購入します


(1)入金を行う
 まずは、お金を入金したいので、振込先口座番号を調べましょう。
ログイン画面から、「入出金」→「日本円ご入金」を選択すると、
「お客様用日本円振込先」の欄があるので、振込先の銀行を選びます。
すると、振込先と登録した口座が表示されます。画像は、住信SBIネット銀行を選んだ場合です。
住信SBIネット銀行の場合は振込人名義が指定されていることにも注意してください。

 

あとは、表示された振込先にお金を振り込むだけですが、必ず、登録した口座から振込を行ってください。


(2)BCHの購入
 上の方でも書きましたが、ビットコインを経由してBCHを購入した方がお得なので、以下では、ビットコインを経由した方法を書きます。もし、そんな面倒なことをしたくないのであれば「アルトコイン販売所」から「ビットコインキャッシュ」を選択して、購入してください。(販売所と取引所の違いはこちらから。)
 まずはビットコインを購入したいので、「ビットコイン取引所」を選択してください。
画像のように、数量と価格を入力できるようになります。数量は売買したいビットコインの数量を、価格は売買したい1ビットコイン当たりの価格を入力してください。

手数料を確認してOKであれば、「コインを買う」をクリックしましょう。
後は、誰かが売ってくれるのを待ちましょう。売買が成立したかどうかは注文履歴に表示されています。


ステータスが完了になればビットコインが購入が完了しました。

次にビットコインキャッシュの購入を行います。
「bitFlyer Lightning」をクリックすると別ウィンドウで画像のようなbitFlyerLightningが開きます。



 BCHを購入するためには、図の赤枠部分の表示をBCH/BTCに変更する必要があります。


 BCH/BTCに変更すると、下図の赤枠の部分が「ビットコインCash」になっているはずです。数量と1ビットキャッシュ当たりの価格(単位がビットコインになっているので注意)を入力して、「買い」をクリックしてください。



売買が成立したかどうかは画面の「取引履歴」のステータスをみればわかります。
取引済みになればOKです。

これでBCHの購入が終わりました。

<ステップ3>  購入したBCHをウォレットへ送金


(1)ウォレットのインストール
 BCHを長期に保存したいならオフラインパソコンに保存するのがいいでしょう。私はElectronCashというソフトをインストールしました(注意:Electrumでは無いので注意してください。Electrumはビットコイン用のウォレットです。間違えて送金するとビットコインが失います。)

使い方は ElectronCashからElectron-Cashをダウンロードしましょう。使い方はElectrumと同じなので、このサイトを参照するといいと思います。

(2)二段認証の設定
 bitFlyerからBCHの送金ですが、その前にセキュリティの設定をしましょう。「設定」→「セキュリティ設定」に進みます。 画面の「二段認証設定を変更する」から二段認証設定してください。特に難しいことはないはずです。



では、送金の手順に戻ります。

(3)BCHの送付
 BCHの送付は「入出金」→「BCH送付」を選択します。
まずは送付先のウォレットのアドレスを登録します。下図のラベル欄に何用のアドレスかわかるようにラベル名をつけ、ウォレットのアドレスを入力し、追加するクリックしましょう(下図ではすでに1つのアドレスが登録されている状態です。)。



登録したアドレスをクリックして、選択します。
下図のように、目的のアドレスが選択状態になっていることを確認してください。
 送付したい数量を入力し、優先度を決めてください。優先度は高くすると速く送金できますが、その分料金もかかります。


暗証番号を入力し「ビットコインキャッシュを外部アドレスに送付する」をクリックすると、確認コードの入力を求められます。登録したアドレスに確認コードが送られてきますので、このコードを入力すると送付手続きが完了します。
送付には時間がかかるので、気長に待ちましょう。

以上で終了です。

[用語]
ビットコインブロックチェインを使った仮想通貨の一つ
ブロックチェイン過去から現在まですべての取引を一定のブロックごとにまとめたもの
マイナーブロックの生成に協力することで、報酬をもらう人達
ビットコインキャッシュ(BCH)ビットコインから派生した仮想通貨
アルトコインビットコイン以外の仮想通貨の総称
bitFlyerビットコインの取引所・販売所
ElectronCashBCH用のウォレットです。

[販売所と取引所の違い]
販売所は、運営会社であるbitFlyerから提示された価格でビットコインを購入することになります。一方、取引所はビットコインを売買したい人たちが集まって、自分たちが売買したい価格を提示して、買い方と売り方の要求が一致すると売買が成立するという仕組みで、bitFlyerは場を提供するだけなので手数料が安いのが特徴です。
 
 取引所での売買価格の指定方法は、「指値」と「成行」があります。「指値」は明示的に価格を指定しますが、成行は価格は市場価格にまかせて速度優先で売買しますということです。以下の説明では「指値」として説明します。

[本人確認情報の必要性]
アカウントにはクラスが存在しており、ウォレットクラスと、トレードクラスの2つがあります。アカウント作成時には、ウォレットクラスとなっています。ウォレットクラスは、その名の通り財布としての利用となりますが、ビットコインの送金は一週間で10万円までとかなり厳しい制限があります。
 一応、ウォレットクラスでも先物取引によるビットコインの購入はできますが、ここでは現物取引を行いたいのでトレードクラスに変更したいと思います。トレードクラスにするには、本人確認書類を提出する必要があります。

2017年7月8日土曜日

C#でEXCELのVBAで利用できるdllを作成する方法

 Excelでマクロは便利ですが、VBAに慣れていないのでプログラムを作成するのが面倒です。そこで、COMの仕組みを利用してC#で作成したdllをVBAから利用する方法をご紹介します。


ステップ1 プログラムの準備

C#のクラスライブラリを利用してます。名前は「ClassLibrary2」としました。




ここでは、文字列型の名前を引数として与えると、goodmorning関数。「こんにちは○○さん。」という文字を返す関数を作りました。goodmorning関数を呼び出せるようにpublic修飾子を指定しています。クラス名はClass1としました。


 ステップ2 プログラムをVBAで呼び出せるよう修正

ここからが、VBAで呼び出せるようにするための部分です。
usingにSystem.Runtime.InterpServices;を追加し、Class1にClassIdというメンバーを作り、その文字列をGuid(Globally Unique IDentifier)として設定します。 ClassIdに与える文字列は次の
手順で生成します。



メニュー「ツール->GUIDの作成」を選択してください。GUIDの作成のウィンドウが開きます。
レジストリ形式を指定して、新規GUIDをクリックし、コピーをクリックすると、生成されたGUIDがコピーされるので、先ほどのClassIdのところに貼り付けてください。この時、余分な「{」と「}」は削除してください。



ステップ3 プログラムがVBAで呼ばれるようにコンパイル環境を設定しdllを作成

 メニュー「プロジェクト->プロパティ」を開き、「アプリケーション」タブを開きます。
「アセンブリ情報」ボタンがあるので、クリックします。




開いたダイアログの下の方に「アセンブリをCOM参照可能にする」にチェックを入れて「OK」を押します。


 これで、環境が整ったので、ビルドすると、COM参照可能なdllが作成されます。


ステップ4  dllをレジストリに登録する

 作成されたdllをわかり易い場所に置きましょう。ここでは、作成したClassLibrary2.dllをC:\mylibに置きました。

管理者権限でコマンドプロンプトを開いてください。.Netに付属しているRegAsm.exeを使ってレジストに登録します。  

まず、dllがあるフォルダーに移動します。

cd C:\mydll\

を入力してenterを押してください。
次に、RegAsm.exeを実行します。オプションとして/tlb、/codeを付けます。

C:\Windows\Microsoft.NET\Framework\v4.0.30319\RegAsm.exe /tlb /code ./ClassLibrary2.dll 

を入力してenterを押してください。v4.0.30319の部分はお使いの環境によって違うので、お使いの環境に合わせて変更してください。
このとき、署名がないないので、厳密な名前をつけて再登録してください。 といった注意が表示されますが、注意だけで、ちゃんと正常に登録されました書いてあります。

これで、レジストリへの登録が完了しました。



ステップ4  dllを呼び出してみる


では、実際にExcelのマクロからdllを呼びだしてみます。メニュー「ツール->マクロ->Visual Basic Editor」を選択して、Visual Basic Editorを起動してください。
Visual Basic Editorの「ツール->参照設定」を選択すると、参照設定ダイアログが開きます。

この中から作成したdllの名前を探してチェックを付けてOKしてください。今の場合は、ClassLibrary2になります。



プログラムですが、abcという関数を作成します(正確にはSubプロシージャですが)。まず利用するクラスのインスタンスを作成します。今の場合はClassLibrary2.dllのClass1を利用するために、xxxという変数にインスタンスを作成しました。
後は、Class1のメゾットであるgoodmorningに文字列hogeを代入して呼び出し、その文字列型の返り値をyyyで受け取り、A1セルに代入しています。




 ボタン1に作成したabc関数を登録して実行すると、





 このようにちゃんと「こんにちはhogeさん。」と表示されました。



今回はあまり役に立たないプログラムですが、vbaでは面倒なプログラムもC#では簡単にプログラムできたりするので、いろいろ作ってみてはいかがでしょうか?




2017年6月25日日曜日

蛇口からの水を飲む猫



猫にとって、蛇口からでる水を飲むのは、大変なことのようです。


その証拠に、ほら、







 もうひとつ、証拠に、







 みなさん、苦労していますね。


でもだからって、、、







なんでそのかっこうになるのか?



猫って不思議です。

「画像元 https://matome.naver.jp/odai/2140877627867971401」

リチウムの産地

 スマートフォンをはじめ、現代ではなくてはならないリチウム電池。
 その原料となるリチウムがどのように生産されているか知っていますか?

 世界のリチウムの30%近くを生産しているSQM社の生産方法を紹介します。

 SQM社はチリの企業で、アタカマ塩湖の下にある地下水を使ってリチウムを生産しているそうです。アタカマ塩湖の地下水にはリチウムが含まれているけど、濃度は0.2%と低い。
そこで、地下水を汲み上げて人工の池を作って天日干させることで、水分と飛ばす。
この過程でNaCl, KCl, Mg Cl2が析出し、リチウム濃度は高くなる。
リチウムの濃度が高くなってくると水が黄色くなって、オイルのような手触りになる。
リチウム濃度が6%となる、今度は、工場で化学的な処理によって不純物を取り除く。

具体的には、


添加物質除去される不純物
イソオクタール/ケロシンホウ素
水酸化カルシウムMg
炭酸ナトリウムNa
(https://www.gsj.jp/data/chishitsunews/2010_06_09.pdf)

のように取り除いているようです。後は、粉末状にします。

ちなみに、リチウムの生産国トップ3は、


1オーストラリア38%
2チリ33%
3中国10%
(http://mric.jogmec.go.jp/public/kogyojoho/2015-09/vol45_No3_03.pdf)

です。オーストラリアでは、鉱石から、中国ではかん水と鉱石の両方が行われている。


方式メリットデメリット
かん水方式コストが安い時間がかかる
鉱石短期間コストがかかる

2017年5月31日水曜日

電子レンジの重量ゼロ点調整のエラー

  最近、電子レンジの自動暖め機能の調子が悪く、常に暖めすぎになるようになっていました。そこで、電子レンジを直すまでの記録を残しておきます(備忘録っぽい!)。

  さて、原因としてすぐに思い付くのは、重量センサーが正しく機能していないことです。
説明書を読んでみると、重量センサーのゼロ点調整の方法が載っていました。方法は、


テーブルプレートのみをセットした状態で、「とりけし」ボタンを3秒以上押す

いういたって簡単です。やったー、これで直る!」と思ったけど、残念、エラーが発生。エラーコードは「C00」。取説によると、

ゼロ点調整の方法が間違っています

とのこと。???どう考えてもやり方に問題なさそう。電源を入れ直してみてもダメ、電子レンジ自体が斜めになっていて重量センサーが誤差動している可能性も考えたけど、それも無さそう。

  もうセンサーが壊れたかな?と思って諦めかけたのですが、試しにテーブルプレートを外してゼロ点調整を実行してみるとなぜか正常に終了しました。つまり、原因は不明だがこれまではテーブルプレートのない状態にゼロ点が調整されていて、テーブルプレートの重量分を余分に暖めようとしていたので、暖め過ぎになっていたということのようです。

  問題はテーブルプレートを戻して、ゼロ点調整を行うとやはりエラーになってしまうことです。そこで、次のように、考えました。

「現状はテーブルプレートのない状態に調整されて、テーブルプレートが重すぎて1回のゼロ点調整で調整できる幅を越えているためエラーになっているのでは?」

つまり、

「少しずつ重さを加えてゼロ点調整していけば、最終的にテーブルプレートを乗せた状態でゼロ点調整できるのでは?」

ということで、テーブルプレートを外して、代わりに重量センサーには手近にあった雑誌をのせてゼロ点調整をしたところ、正常終了。さらに雑誌の量を増やして、ゼロ点調整をすると、また正常終了。最後にテーブルプレートをのせてゼロ点調整をすると・・・、正常終了!

 ということで、ようやく正しく重量測定が可能になり、修理完了です。もし、電子レンジで同じように重量のゼロ点調整ができない症状がありましたら試してみては?
(ちなみに使っている電子レンジの型番はMRO-NV100)

2017年5月28日日曜日

確定拠出年金は得なのか?

  今年2017年1月に法律の改正により、確定拠出年金(個人型)に加入できる人が増えました。そこで、どんな人が確定拠出年金(個人型)に加入できるのか、どんなメリットがあるのかを調べたので記事にします。(間違ってたらごめんなさい)

確定拠出年金とは、

  確定拠出年金は、「年金」とあることからわかるように年金制度のひとつです。
日本の年金は、3つの年金で成り立っています。

つまり、

1つ目:20歳以上の国民全員が入っている国民年金 (義務)
2つ目:民間企業、公務員で働いている人が入る厚生年金保険(義務)、自営業の人は国民年金基金に入ります(任意)

ここまでが、公的年金になります。

3つ目:公的年金以外の年金です。

  企業によるいわゆる「企業年金」がこの3つ目に入ります。企業年金制度がある場合は、強制的に「企業年金」に入っています。また、個人で年金を加入するするのもこの3つ目に入ります。

  もう少し詳しく分類すると、「企業年金」は確定給付企業年金と確定拠出年金(企業型)に分けられ、個人で入るものが確定拠出年金(個人型)となります。

  確定給付企業年金と確定拠出年金は、確定給付年金は企業が運用し、確定拠出年金は加入者が運用するという点が異なります。また、確定拠出年金の企業型と個人型はお金を支払うのが(つまり拠出するのが)企業か個人かの違いがあります。
表にするとこんな感じです。

運用者拠出者
確定給付企業年金企業企業
確定拠出年金(企業型)加入者
確定拠出年金(個人型)加入者

  確定拠出年金(企業型)であっても一部を個人が拠出金を払うマッチング拠出というものあるようです。

  確定拠出年金は、企業または個人が毎月一定の額を掛け金を拠出し、加入者が自分で運用して資産を増やす必要があります。つまり、利率が良いか悪いかは加入者の実力次第ということになります。もちろん、元本割れのリスクもあります。また、利益を得たからといって、その利益をすぐに受け取れる訳ではなく、次の給付金としてしか受け取れません。

老齢給付金60歳になり、年金または一時金として受けとる
障害給付金加入者が高度障害になった場合に、年金または一時金として受けとる
死亡一時金加入者が亡くなった場合に、遺族に一時金が支給される
(かなり大雑把に書いています。)

確定拠出年金の運用方法

  確定拠出年金は加入者が自分で運用します。では、どのように運用するのでしょうか?それは、企業型の場合は会社が指定している機関の金融商品(定期預金、保険商品、投資信託など)から選択します。個人型の場合は、自分で金融機関を選び、その金融機関が取り扱っている金融商品から選択して運用します。金融商品のメリット・デメリットは以下の通りです。

定期預金元本保証だが、利率が非常に低い。ペイオフがある。
保険商品元本保証だが、利率が低い。途中解約では元本割れることもある。
投資信託利率は高いが、元本割れの可能性もある
(参考:http:www.tori-ismart.net/howto-fund-management-dc/#i-6)


確定拠出年金(個人型)に加入できる人

  これまでで、確定拠出年金とは何かと、確定拠出年金の運用方法はわかりましたが、そもそも確定拠出年金(個人型)はどのような人が加入できるのでしょうか?

  以前は、確定拠出年金(個人型)に加入できるのは、自営業の人か、企業年金制度がない企業勤めているサラリーマンのみでした。しかし、法改正によって2017年1月より、確定拠出年金(個人型)に加入できる条件が変更されて多くの方が加入できるようになりました。また、確定拠出年金(個人型)の愛称は、「iDeCo」と名付けられました。

  さて、加入できる条件ですが、以下のようになっています。

年齢備考
自営業
(第1号被保険者)
満20歳以上60歳未満農業基金に加入している人は除く
障害基礎年金受給者でないこと
会社員
(第2号被保険者)
60歳未満確定拠出年金(企業型)に加入している場合は、
  • 企業が確定拠出年金(個人型)に加入を許可していること
  • マッチング拠出を行っていないこと
公務員60歳未満
専業主婦・主夫など
(第3号被保険者)
60歳未満
(参考:http://www.smbc.co.jp/kojin/401k/kakutei/)


確定拠出年金(個人型)に加入するメリットについて

  確定拠出年金(個人型)に加入するメリットですが、よく言われているのが、
  1. 掛け金は全額所得控除対象となる。
  2. 運用利益は非課税
  3. 受け取り時、
    • 一時金として受けとる場合 → 退職所得控除の対象になる
    • 年金として受けとる場合 → 公的年金等控除の対象になる
の3つの税の優遇です。しかし、本当に、得になっているのでしょうか?上の1、2は問題ないと思います。しかし、3には注意が必要です。この記事を書き始めたときは、1と2だけに注目していたので、老後資金の貯金代わりに確定拠出年金(個人)に加入するだけでも節税になるなぁ、と思っていたのですがそう簡単ではないようです。というのは、退職控除にしても、年金にしても他の退職金・年金と合計したもので控除額、税率が決まるからです。
具体的に計算してみます。

[60歳で退職金として受けとる場合]
勤続年数:35年
所得税率:10%
住民税:10%
退職金:1000万円
毎月の拠出額:2万円(35年間)
とします。所得税は年収500万円を想定したとき、大体10%ぐらいになるだろうと考えて設定しています。また、 簡単なため35年間ずっと所得税率10%とします。
この場合に、まず確定拠出年金に入っていないとして、税金を計算してみます。

勤続年数で決まる退職金控除額は、

退職金控除額=40×20+70×(35-20)=1500万円

退職金から退職金控除額を差し引いて1/2倍したものが課税対象になる金額(課税退職所得額)です。

  課税退職所得額=(1000-1500)×1/2=-250万円
(参考:https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/koho/kurashi/html/02_3.htm)

のように、控除額の方が退職金よりも控除額の方が大きくなり、退職金には課税されないことになります。一方、確定拠出年金の退職一時金を考慮した場合を計算してみます。まず、拠出金額の合計です。

拠出金合計=2×12×35=840

ここでは仮定として、確定拠出年金(個人型)を老後のための貯金代わりに使い、拠出金がそのまま運用されずに残ったとします(実際には、手数料がとられますが)。すると、この840万円を退職一時金として受けとることになります。よって、退職金は、

退職金=1000+840=1840

です。勤続年数で決まる控除額は先の計算と変わらないので1500万円、課税退職所得額は、

退職金課税額=(1840-1500)×1/2=170万円

 課税退職所得額にかかる税率ですが、住民税は一律10%、所得税は課税退職所得額によって変わり、170万円では参考URLの表によると5%であることがわかります。よって、

税金=170×(10%+5%)=25万5千円

となり、課税額が余分に発生してしまいました。問題は、1の掛け金が所得控除対象になるこによる節税効果と比べてどちらが大きいかです。所得控除はいくらされていたのでしょうか?35年間ずっと所得税率10%、住民税が10%と仮定しているので、

節税効果=(掛け金)2×(10%+10%)×35=14万円

???節税効果14万円の削減で、受け取り時にとられる税金が25万5千円となり、全く節税になっていません。ここでは、退職金を1000万円で計算しましたが、700万円だと課税退職所得額が20万円になり、所得税率5%と住民税10%から3万円が税金でとなり、14万円以下で11万円の節税効果が得られます。つまり、勤続年数、退職金、掛け金による所得控除額をちゃんと計算しないと、メリットがあるかどうかわかりません。

  また、ここでは手数料については無視していましたが、確定拠出年金に加入すると様々な手数料が掛かることにも注意しましょう。手数料は、

種類金額支払うタイミング
加入手数料2,777円加入時
口座管理手数料167円+運営管理手数料毎月かかる。運営管理手数料は金融機関により異なる
給付事務手数料432円一回の給付毎にかかる
(`参考:http://diamond.jp/articles/-/98419)

  また、60歳まで給付を受け取れないため、その間に税率が変わる可能性があることも注意する必要があります。

  結局、積極的に運用して利益を得ないと大きな節税効果は期待できないですね。老後の貯金代わりに確定拠出年金(個人型)を利用しようと考えている人は、慎重にどれだけの節税効果が得られるか計算した方がよいと思います。

 また、専業主婦・主夫でも確定拠出年金(個人型)に入れるようになりましたが、勤続はないので退職所得控除も受けれないですよね?どうなるのでしょう??もしわかる方いましたら教えてください。

最後に、自分なりに調べて節税効果を計算してみましたが、間違っていなどありましたら教えてください。また、この記事を読んで不利益が発生したとしも当blogは責任を負いません。自己責任でお願いします。
 2017/05/28

ビットコインは上がる?下がる?将来予想してみた

先日、ビットコインキャッシュ(BCH)を購入方法の記事を書きましたが(ビットコインキャッシュの購入方法は こちら から)、その時には100万円超えたばかりだったビットコイン(BTC)がすでに200万円を超えました(2017/12/08現在)。驚くような上昇です。 今後、ビット...