2017年6月25日日曜日

リチウムの産地

 スマートフォンをはじめ、現代ではなくてはならないリチウム電池。
 その原料となるリチウムがどのように生産されているか知っていますか?

 世界のリチウムの30%近くを生産しているSQM社の生産方法を紹介します。

 SQM社はチリの企業で、アタカマ塩湖の下にある地下水を使ってリチウムを生産しているそうです。アタカマ塩湖の地下水にはリチウムが含まれているけど、濃度は0.2%と低い。
そこで、地下水を汲み上げて人工の池を作って天日干させることで、水分と飛ばす。
この過程でNaCl, KCl, Mg Cl2が析出し、リチウム濃度は高くなる。
リチウムの濃度が高くなってくると水が黄色くなって、オイルのような手触りになる。
リチウム濃度が6%となる、今度は、工場で化学的な処理によって不純物を取り除く。

具体的には、


添加物質除去される不純物
イソオクタール/ケロシンホウ素
水酸化カルシウムMg
炭酸ナトリウムNa
(https://www.gsj.jp/data/chishitsunews/2010_06_09.pdf)

のように取り除いているようです。後は、粉末状にします。

ちなみに、リチウムの生産国トップ3は、


1オーストラリア38%
2チリ33%
3中国10%
(http://mric.jogmec.go.jp/public/kogyojoho/2015-09/vol45_No3_03.pdf)

です。オーストラリアでは、鉱石から、中国ではかん水と鉱石の両方が行われている。


方式メリットデメリット
かん水方式コストが安い時間がかかる
鉱石短期間コストがかかる

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