シャンプーとリンスはどちらも界面活性剤の一種です。界面活性剤は高校の化学でも勉強しますが、水と結び付きやすい親水基と、水とは結び付かず油分と結び付きやすい疎水基を持った分子のことです。では、シャンプーとリンスの界面活性剤は何が違うかというと、親水基がマイナスに帯電しているかプラスに帯電しているかの違いのようです。
シャンプーは親水基がマイナスに帯電しおり、髪は周囲環境が中性もしくは、アルカリ性になるとマイナス帯電するそうです。油汚れがあると、界面活性剤の疎水基が油汚れにくっつきます。親水基は水と結びつくのですが、親水基がマイナスに帯電していて髪もマイナスに帯電するのでそのまま油汚れを髪から引き離すように作用するそうです。
一方、リンスは親水基がプラスに帯電しているので髪のマイナスに引き付けられて、界面活性材が髪側に親水基を向け、髪の外側に疎水基を向けて髪の表面をおおいます。これによって、手でさわると手の油と髪をおおう疎水基が結び付きやすく、触ったときのしっとり感がでるらしいです。
詳細は、Newton2017年1月号を読んでください。コンディショナーの作用ものっていました。
[参考:Newton2017年1月号]
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