2017年12月10日日曜日

ビットコインは上がる?下がる?将来予想してみた

先日、ビットコインキャッシュ(BCH)を購入方法の記事を書きましたが(ビットコインキャッシュの購入方法はこちらから)、その時には100万円超えたばかりだったビットコイン(BTC)がすでに200万円を超えました(2017/12/08現在)。驚くような上昇です。

今後、ビットコインの価格は上がるのでしょうか、下がるのでしょうか?気になるところです。
さて、今日はお金とビットコインの比較をしながらビットコインの価格の将来を考えてみたいと思います。

ビットコインの不正防止技術


お金が安定的に使用できるためには、お金が偽造が容易にできないことが必要なります。
 
 「円」は日本銀行が発行していますが、高度な印刷技術(すかし、超細密画線、ホログラム、潜像画像、特殊な塗料など)を使い偽造を防止しています(詳しくは、こちらから)。硬貨の場合は造幣局ですね(詳しくは、こちらから)。

 ビットコインでは暗号技術を用いたブロックチェインという仕組みで偽造、不正を防止しています。ブロックチェインは、過去からの現在までのすべての取引履歴の台帳です。そして、ブロックチェインをみんなが保有していて互いに監視しているため、不正ができないのです。

ビットコインと絵画の違い


 ビットコインが偽造が難しいことはわかりましたが、それだけでお金として使えるでしょうか?例えば、「金」や「絵画」は何故お金として使われていないのでしょうか?

 「金」、「絵画」は偽物も存在していますが、偽物を作るのは簡単ではないので、お金として利用されてもいいのではないでしょうか?しかし、実際にはお金とは利用されていません。それは、利便性が低いからです。「絵画」は、流通量が少なく、かさばります。「金」はかさばるだけでなく、重いです。さらに「金」に関しては、工業利用されてしまう可能性があります。つまり、ビットコインがお金として利用されるためには、利便性が高いことが必要になります。

 さて、「円」は数万円程度なら財布に入れて持ち運べますが、それ以上になると財布では難しくなります。「ビットコイン」であれば、インターネットにつながっていればどこからで利用でき、持ち運ぶ必要がありません。(「円」でもクレジットカードやデビットカードなどを使うと、現金を持ち運ぶ必要はありませんが)
 また、「円」の場合、お金を送金する際には銀行等に送金依頼をすることになりますが、銀行では専用のシステムを使用して送金が行うため高い手数料がかかります。ビットコインではインターネットを利用して送金することができ、マイナーと呼ばれる人たちの協力によって行うので、24時間いつでも、且つ手数料も安く送金ができます。つまり、「円」に比べるとはるかに利便性があるといえます。

 残念ながら、ビットコインの支払いで買い物ができるお店はまだ少ないので、その点は不便ですね。ただし、将来的にビットコインで支払いが可能になるお店が増えると期待されます。

 ビットコインの価値は何が保証しているか?


 これまで、ビットコインは偽造が難しく、利便性があるため、「お金」としての資格はありそうです。しかし、もう一つ考えたいのが、良い「お金」かどうかという点です。

 ここで、良いとは「価値が安定しているかどうか」という意味です。実際、valve(Steamというゲームのプラットフォームを運営している会社)は、ビットコインの値動きが激しいため、ビットコインによる決済を停止したそうです。安定性が「お金」の重要な要素と言えるでしょう。

 「円」は、昔は金によって価値を保証していましたが、現在は国の信用がお金の価値を保証しています。日本が簡単には傾かないだろうとみんなが思っているので「円」の価格が安定しています。もし、日本が危ないとなれば、「円」は暴落しインフレーションが起こるでしょう。

 ビットコインでは、信用を保証しくれる国や組織は存在しませんし、金のように必ず交換できるよう保証された物も存在しません。では、「ビットコイン」の価値は何が保証しているのでしょうか?
私は、「利便性」こそが唯一ビットコインの価値を保証していると考えています。インターネットに繋がっていればいつでも送金可能で、手数料も安いためビットコインを利用したいと考える人が現れ、価値が維持されてれています。つまり、もしビットコインよりも便利なお金があれば、ビットコインの価値がなくなって、その便利なお金の方に利用者は移行するでしょう。


ビットコインの価格は上がるか?下がるか?


さて、ビットコインは11月に利便性向上のための仕様変更を断念しました。そして、ビットコインよりも利便性を高めた仮想通貨がたくさん誕生しています(その一つがビットコインキャッシュです)。ビットコインの価値を保証しているのは利便性だけです。よって、今後ビットコインは衰退するというのが私の考えです

 ビットコインは仮想通貨の中でもっとも広く決済に利用できています。現状では、その意味での利便性は他の仮想通貨よりも高いですが、あくまで現状です。すでにビットコインを決済に採用されているお店が、ビットコイン以外の仮想通貨を採用するハードルはそれほど高くないと考えられるので、利便性で勝っていれば他の仮想通貨がビットコインに追いつくことは難しく無いはずです。

 ビットコインの適正価格はわかりませんが、将来的には仮想通貨の中で最も便利な通貨の1つか2つのみが価格を維持し、「ビットコイン」の価格は下落していくというのが私の考えです。

2017年12月3日日曜日

ビットコインキャッシュ(BCH)の購入方法


 最近、仮想通貨、特にビットコインが話題になっていますが、私も話題にのり仮想通貨を購入してみましたので、その備忘録を残そうと思います。

 購入した仮想通貨ですが、ビットコインはすでに100万円を超えているので、ビットコインから派生したビットコインキャッシュ(BCH)を購入してみました。
ビットコインキャッシュは、ビットコインと比べるとまだマイナーですが、商用に利用されることを想定されており、数年でビットコインに取って代わるとも言われています。

[BCHの購入方法]

 

最初に、BCHの購入までの全体の流れを説明します。
 まず、ビットコインを購入準備として、取引所・販売所(bitFlyer)に口座を開設します(ステップ1)。次に、お金を入金して取引所でビットコインを購入し、そのビットコインでBCHの購入を行います(ステップ2)。販売所で直接BCHを購入することもできますが、ビットコインを介して購入した方が手数料が少なく、かなりお得に購入できます。最後に、BCHをウォレットに送付します(ステップ3
では、各ステップを詳細に説明したいと思います。

<ステップ1>  取引所(bitFlyer)で口座を開設します


 ビットコインを売買を行っている販売所・取引所の口座を開設します。
私は、日本の運営会社で、有名な取引所であるbitFlyerに口座を開設しました。
他にもZaifやcoincheckなどが有名です。

それでは、口座の開設の説明をします。
特に困ることもないと思いますので、サクサク行きます。

準備するもの:
 メールアドレス
 運転免許所など身分証明書の画像(運転免許所では両面お画像が必要になります)
 銀行口座

(1)アカウント作成
bitFlyerにアクセスして、「無料アカウント作成」をクリックしてください。


メールアドレスを入力して「メールアドレスでアカウント作成」をクリックしましょう。

キーワードの入力を要求されるので、bitFlyerから届くメールに記載されたキーワードをコピーして貼り付けましょう。(ちなみにこのメールアドレスにはログインパスワードも書いてありますが、そのままでは危険なので、口座開設後にログインして、「設定」よりパスワード変更してください)

 プライシーポリシーなどの確認事項のチェック欄が表示されるので、すべてチェックして「bitFlyerを始める」をクリックしてください。

(2)本人確認
 (1)に続いて、本人確認情報を求める「続けて、ご本人情報を登録する」ボタンが表示されるはずです。(本人確認情報の必要性についてはここを見てください。また、
以下の登録作業は、後で「ホーム」からでも登録することができます。)

 本人情報を入力後「登録情報を確認する」をクリックしましょう。
 入力情報が正しいことを確認して、「ご本人情報を登録する」をクリックで完了です。

次に、銀行口座の登録を要求されます。銀行口座情報を入力し、「銀行口座情報を登録する」をクリックして完了です。

 最後に、本人確認資料の提出するよう要求されますので、提出してください。本人確認のための画像を選択し「ご本人確認資料を提出する」をクリックして完了です。
 
 
約1週間後に 入力した住所に本人確認ハガキが送られてくるので、このハガキを受け取ることで、本人確認が終了します。

<ステップ2>  お金を入金しビットコイン経由でBCHを購入します


(1)入金を行う
 まずは、お金を入金したいので、振込先口座番号を調べましょう。
ログイン画面から、「入出金」→「日本円ご入金」を選択すると、
「お客様用日本円振込先」の欄があるので、振込先の銀行を選びます。
すると、振込先と登録した口座が表示されます。画像は、住信SBIネット銀行を選んだ場合です。
住信SBIネット銀行の場合は振込人名義が指定されていることにも注意してください。

 

あとは、表示された振込先にお金を振り込むだけですが、必ず、登録した口座から振込を行ってください。


(2)BCHの購入
 上の方でも書きましたが、ビットコインを経由してBCHを購入した方がお得なので、以下では、ビットコインを経由した方法を書きます。もし、そんな面倒なことをしたくないのであれば「アルトコイン販売所」から「ビットコインキャッシュ」を選択して、購入してください。(販売所と取引所の違いはこちらから。)
 まずはビットコインを購入したいので、「ビットコイン取引所」を選択してください。
画像のように、数量と価格を入力できるようになります。数量は売買したいビットコインの数量を、価格は売買したい1ビットコイン当たりの価格を入力してください。

手数料を確認してOKであれば、「コインを買う」をクリックしましょう。
後は、誰かが売ってくれるのを待ちましょう。売買が成立したかどうかは注文履歴に表示されています。


ステータスが完了になればビットコインが購入が完了しました。

次にビットコインキャッシュの購入を行います。
「bitFlyer Lightning」をクリックすると別ウィンドウで画像のようなbitFlyerLightningが開きます。



 BCHを購入するためには、図の赤枠部分の表示をBCH/BTCに変更する必要があります。


 BCH/BTCに変更すると、下図の赤枠の部分が「ビットコインCash」になっているはずです。数量と1ビットキャッシュ当たりの価格(単位がビットコインになっているので注意)を入力して、「買い」をクリックしてください。



売買が成立したかどうかは画面の「取引履歴」のステータスをみればわかります。
取引済みになればOKです。

これでBCHの購入が終わりました。

<ステップ3>  購入したBCHをウォレットへ送金


(1)ウォレットのインストール
 BCHを長期に保存したいならオフラインパソコンに保存するのがいいでしょう。私はElectronCashというソフトをインストールしました(注意:Electrumでは無いので注意してください。Electrumはビットコイン用のウォレットです。間違えて送金するとビットコインが失います。)

使い方は ElectronCashからElectron-Cashをダウンロードしましょう。使い方はElectrumと同じなので、このサイトを参照するといいと思います。

(2)二段認証の設定
 bitFlyerからBCHの送金ですが、その前にセキュリティの設定をしましょう。「設定」→「セキュリティ設定」に進みます。 画面の「二段認証設定を変更する」から二段認証設定してください。特に難しいことはないはずです。



では、送金の手順に戻ります。

(3)BCHの送付
 BCHの送付は「入出金」→「BCH送付」を選択します。
まずは送付先のウォレットのアドレスを登録します。下図のラベル欄に何用のアドレスかわかるようにラベル名をつけ、ウォレットのアドレスを入力し、追加するクリックしましょう(下図ではすでに1つのアドレスが登録されている状態です。)。



登録したアドレスをクリックして、選択します。
下図のように、目的のアドレスが選択状態になっていることを確認してください。
 送付したい数量を入力し、優先度を決めてください。優先度は高くすると速く送金できますが、その分料金もかかります。


暗証番号を入力し「ビットコインキャッシュを外部アドレスに送付する」をクリックすると、確認コードの入力を求められます。登録したアドレスに確認コードが送られてきますので、このコードを入力すると送付手続きが完了します。
送付には時間がかかるので、気長に待ちましょう。

以上で終了です。

[用語]
ビットコインブロックチェインを使った仮想通貨の一つ
ブロックチェイン過去から現在まですべての取引を一定のブロックごとにまとめたもの
マイナーブロックの生成に協力することで、報酬をもらう人達
ビットコインキャッシュ(BCH)ビットコインから派生した仮想通貨
アルトコインビットコイン以外の仮想通貨の総称
bitFlyerビットコインの取引所・販売所
ElectronCashBCH用のウォレットです。

[販売所と取引所の違い]
販売所は、運営会社であるbitFlyerから提示された価格でビットコインを購入することになります。一方、取引所はビットコインを売買したい人たちが集まって、自分たちが売買したい価格を提示して、買い方と売り方の要求が一致すると売買が成立するという仕組みで、bitFlyerは場を提供するだけなので手数料が安いのが特徴です。
 
 取引所での売買価格の指定方法は、「指値」と「成行」があります。「指値」は明示的に価格を指定しますが、成行は価格は市場価格にまかせて速度優先で売買しますということです。以下の説明では「指値」として説明します。

[本人確認情報の必要性]
アカウントにはクラスが存在しており、ウォレットクラスと、トレードクラスの2つがあります。アカウント作成時には、ウォレットクラスとなっています。ウォレットクラスは、その名の通り財布としての利用となりますが、ビットコインの送金は一週間で10万円までとかなり厳しい制限があります。
 一応、ウォレットクラスでも先物取引によるビットコインの購入はできますが、ここでは現物取引を行いたいのでトレードクラスに変更したいと思います。トレードクラスにするには、本人確認書類を提出する必要があります。

ビットコインは上がる?下がる?将来予想してみた

先日、ビットコインキャッシュ(BCH)を購入方法の記事を書きましたが(ビットコインキャッシュの購入方法は こちら から)、その時には100万円超えたばかりだったビットコイン(BTC)がすでに200万円を超えました(2017/12/08現在)。驚くような上昇です。 今後、ビット...